陶磁器展示場

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堅手について

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堅手は李朝において白磁を目指して作られたが、そうなり切れなかった物の総称という感じでしょうか…。結果的に様々な形態を取るようです。

青磁と白磁の合いの子、焼き締まっているが白くないもの、白さは十分だが焼き締まっていないものなど…。その中で特に見どころのあるものは金海や玉子手など、カテゴライズされますが、そうでないものを一緒くたに堅手と称されているようです。井戸手なども堅手の一種と見るむきもあるみたいです。

 

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こちらは素地は焼き締まっていますが黄胎青釉。玉子手といえばそうでしょうか?釉薬にも土にも微妙に色づきが見られるもの。

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こちらは青みが少なくなった青磁。土は灰色、焼き締まっています。

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堅手は粗雑な白磁、または高麗青磁から李朝白磁へと至る試行錯誤の過程であるとも捉えることができると思います。そして一部、高麗青磁の技術を元にしたような、とても柔らかみのある質感のものが見受けられます。一方、元以降の中国の白磁釉薬がどちらかと言えば硬質な印象で、青磁から試行錯誤を経て白磁へと至った李朝白磁とは一線を画すように感じられます。

上の写真の堅手は焼き締まりや色など様々ですが、独特の釉薬の質感、つまり水を含んだような潤いが感じられたり、蝋でコーティングしたような柔らかい感じを目指して作成しました。

 

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