陶磁器展示場

陶磁器を作成しています。高橋陽のブログです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

斑釉3

焼成方法と胎土の精製を少し変えてます(大きい砂粒を取り除いて、肌理の揃った粗い土にしてます)。ほんの少し徐冷にして、還元をしっかりかけました。 薄曇りがかかりながらも、キラッとしたツヤが出ていると思います。白地も微妙に灰色。岸岳系の斑によく…

作品の販売について

今まで主にヤフオクに出品してきましたが、定額商品については以下のサイトにも掲載します。 www.creema.jp

斗々屋の釉質と緋色

kirsch.hatenablog.com主に釉薬と土について。全体的なことは上のリンクをご覧ください。 斗々屋は普通の透明釉のことも多いですが、それ以外にもいくつかパターンが有り、その中でサラサラした、粒感のあるものに近づけないかと思い試行錯誤しました。 こう…

斑 ぐい呑

カイラギと言うか、釉薬全体に気泡が発生し、凸凹しています。炎の影響を如実に感じられる焼き上がりかと思います。釉薬の構成は他の斑と似たようなものですが、焼成方法を変えています。 窯出し後、一見して失敗だなと思いましたが、よく見ると悪くないよう…

井戸茶碗

井戸

・自作の井戸 釉薬についてですが、井戸の釉薬はとらえどころがありません。喜左衛門もあれば宗及もあり、細川もあり… 一つポイントと考えているのは青磁っぽいものはあるが、そのものではないというところです。青み帯びるものはあるが、井戸型で真っ青なも…

青瓷杯1

白磁盃1

青磁碗2

青瓷盃2

斑盃1

青瓷盃1

青瓷碗1

青磁

青磁は中国における偉大な達成です。初めから玉を目指して作り上げたのか、自然釉を発見したことで人工的な玉を作り上げることが出来ると夢想したのか、どちらが先かはわかりませんが、とにかく五代から宋にかけて古の陶物師達が本物の玉器に勝るとも劣らな…

斑釉 2

kirsch.hatenablog.com 以下新作です。 青斑の出方はより古唐津に近づいてるかなと思います。 土の焼き締まりは程々(普通に使用して漏れることはないが、貫入にはすぐ色付く)です。岸岳系のものは陶片をみても、吸水性がしっかり分かる物が多い。しかし、…